ご挨拶

健康でイキイキと生きるためには、「体や心の治癒力を高め、心身の状態を改善し、健康を増進すること」が大切です。それを心、身体、社会性がかかわりあったものとして、人を丸ごと見ていく全人的な医療に魅かれて心療内科医を志しました。そして、心の在りようがどれだけ重要であるかを多くの患者様から教えていただき、さらに精神科医としての経験も重ねました。気づきや成長を大切にし、一人一人が健やかさを取り戻し、自分らしくイキイキ生きるためのお手伝いをさせていただく医療を目指しています。

心療内科医・精神科医として経験したことを役立てたい。 患者さんに合った安心できる形を見つけるお手伝いをしたい。 安心して過ごせるあなたの居場所を作りたい。 いろいろな思いで日々を過ごされている方のお手伝いをさせていただきたい。心療内科、精神科、統合医療での活動などの経験を活かし、対話と、ストレスケアや心身両面からのアプローチを取り入れた、全人的な心の医療を提供するため、開業を決意いたしました。困っているけど誰にも相談できない時、こんなこと言っても大丈夫だろうかと不安な時にも、まずはお気軽にご相談ください。



【医師へ、そして心療内科医・精神科医へ】

「父」
なぜ医師になったのか?そもそもの動機は単純なものでした。そこに漠然と命の輝きにかかわる、人と関わる、人の役に立つ仕事をしたかったところに、医師をしている父を見て、自然と医師を目指すようになりました。大学生時代は、普段の勉強はそこそこで、試験前は頑張るといった、よくあるタイプの学生でしたが、不思議なもので、医師になってから、がぜんやりがいを感じるようになったのです。

「どうしたらよいのか悩み」
まず眼科医として医師のスタートを切りました。手術、診察とどんどん忙しくなる中で、目の不調のために眼科を訪れる患者さんの中に、ストレスや心の悩みが症状に影響している方がおられるのに気づくようになりました。そういった患者さんによくなっていただくには、薬物療法や手術だけでなく、心からのアプローチが不可欠です。どうしたらよいのか悩み、決断したのは心療内科への方向転換でした。

「清水の舞台から」
伝統的な心療内科は、心身一如の視点から、心身症(社会的なストレスや心の葛藤や悩みが要因となって体の症状に大きな影響をあたえている状態や疾患)の治療を専門としています。日本の大学の医学部で心療内科学教室があるのは6つしかありません。眼科医としては10年以上のキャリアをもち、十分独り立ちしていける状態でしたが、清水の舞台から飛び降りるつもりで、レジデントとして心療内科の門をたたきました。それまでの原因、治療、結果という一元的な見方でなく、患者さんの身体的、心理的、社会的、時には実存的な面からみた医療に、心からやりがいを感じました。

「道」
心療内科医療に携わっていく中で、より重い心の病の患者さんとの数々の出会いがありました。そういった方々にもっとできることはないのかと思い、精神科に歩みを進めました。精神科では一般精神科医療だけでなく精神科救急医療にも携わせていただきました。そこで、人の精神の奥深さ、心の病に悩む患者様やご家族を支える人々の温かさを改めて痛感しました。私がここまで来るのは、平坦な道ではありませんでしたが、その時その時出会った患者様から教えていただき、何が必要なのかを、ただ見つめきた歩みが、今に続いているように思います。



【略歴】1989年 関西医科大学卒業後、神戸大学医学部眼科学教室に入局。
明石市民病院、京都第二赤十字病院、舞鶴日赤病院、堀川病院などに勤務。
2000年Natural Care College(オーストラリア・シドニー)留学。
オーストラリア、ニュージーランドに在住。
2005年 関西医科大学心療内科学教室入局。
関西医科大学心療内科助教、森ノ宮医療大学専任講師、脳神経リハビリ北大路病院心療内科医長、京都府立洛南病院医長を経て
2022年5月京都からすま御池まり心療内科クリニック 開院。


【所属学会】
日本心療内科学会、
日本精神神経科学会、
日本うつ病学会、日本認知療法学会、
日本心身医学会、日本内科学会、日本眼科学会
日本統合医療学会、


【資格】
医師免許
日本心療内科学会認定指導医
精神保健指定医
日本医師会認定産業医
日本心身医学会代議員
日本統合医療学会認定医

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